2011/04/01

4月1日(金)快晴。 ~音楽入学式~

9時、新年度当初の職員朝礼。新任者、異動者の紹介と挨拶。

9時20分、学園本部にて辞令交付式。

10時30分、教員選考委員会。

13時からの入学式、第一部「入学認定式」、第二部「音楽入学式」に備え、昼食。

すっきりとした青空が広がるキャンパス。快晴。入学式日和である。


13時、入学認定式。


入学者の認定に続き、新入生の決意の言葉を受け取る。


 続けて、大学院修士課程入学生の決意の言葉。




入学式「学長のことば」
(名古屋音楽大学平成23年度入学認定式/201141日)



「新入生の皆さん。ご入学おめでとうございます。

私は、名古屋音楽大学の学長として、一言お祝いの言葉を述べさせていただきます。

保護者の皆さま。お子様をここまでお育てになったご苦労は並大抵のことではなかったと存じます。今日、このよき日に、こうして立派に育ったお子様の晴れの姿を目の当たりにして、感慨もひとしおと存じます。本日は本当におめでとうございます。

来賓の皆さま。本日はお忙しい中、名古屋音楽大学の入学式に多数ご臨席たまわり、まことにありがとうございます。心より御礼申し上げます。

さて、ちょうど三週間前の311日、日本列島を大きく揺るがす大震災が起こりました。地震と津波による被害が多くの尊い命を奪いました。この未曾有の震災は、多くの人々から平穏な毎日を奪い、たくさんの犠牲を強いています。また、震災と津波に続く原子力発電所の事故は、人々を不安に陥れ、安全な生活を脅かしています。目に見えない放射線被害による影響も徐々に顕在化していくことが予測されます。被災地ではまだまだ多くの人たちが苦しんでいます。心よりお見舞い申し上げますとともに、一日も早い復旧を念じてやみません。

さて、こうした状況の中、皆さんは将来への希望に満ちて、晴れて名古屋音楽大学の一員となりました。今日のこの日は、いろいろな意味で人生の中で決して忘れられない日になることと思います。今日、こうしてここにあることの幸せを有難くかみしめてください。いまここに生かされてあることに感謝してください。




名古屋音楽大学は四十六年前の1965年に名古屋音楽短期大学として、ここ名古屋中村、稲葉地の地に設立されました。名古屋音楽大学は音楽系の大学として中部地区でもっとも古い歴史をもつ音楽大学です。

新入生の皆さんには、そうした歴史と伝統ある音楽大学に入学したのだ、という自覚と、誇りと、自信を持っていただきたいと思います。

名古屋音楽大学は非常に充実した施設と設備そしてキャンパスを持っています。音楽を学ぶ環境は全国的に見ても決して引けをとらないものと自負しています。

どうか、たくさんの人たちの過去の蓄積と努力によって支えられて実現し、現在もたくさんの人たちの努力によって日々維持されているこのキャンパスを、大切に、大切にしてください。そして思う存分に、そして有効に活用してください。


新入生の皆さん。まずなによりも最初に、ぜひキャンパスの隅々まで体験してください。そして、わからないことは、先輩たちに気軽に尋ねてみてください。職員に何でも聞いてください。先生方に遠慮なく相談してみてください。きっと皆さんの疑問や質問に丁寧にこころよく応えてくれるはずです。名古屋音楽大学はそういう大学です。

これから過ごすこのキャンパスで、たくさんの音楽を愛する人たちと出会い、一人ひとりの音楽に対する感性を大切にしながら、それぞれの可能性を伸ばしてください。

皆さんは、大学において音楽を専門として学ぶことを選択しました。音楽の高等教育を受け、音楽の専門人として生きることを選択しました。

これから皆さんが学ぼうとしている名古屋音楽大学は、親鸞聖人の同朋和敬の精神を建学の理念としています。私はこの建学の精神を、「響きあう身体、響きあう心、響きあう命」をもった人間の育成と表現しています。

音楽という専門を通して他者との響きあいを学んでください。他者との響きあいを通して人間の社会を学んでください。音楽を通して響きあう心を学んでください。人間の心を学んでください。音楽を通して響きあう命を学んでください。生きとし生けるものの命を、響きあう命のかけがえの無さを学んでください。


音大生は忙しいです。一般の大学生よりはるかに忙しいと思います。日々、練習し鍛錬することの大切さを学んでください。努力することの大切さを学んでください。達成するまでの苦しさを学んでください。そして達成することの歓びを学んでください。くじけそうになることもたくさんあるでしょうが、ポジティブシンキング、前向きに努力する心を忘れないでください。

そして、他者とともに生きる力、ハーモニーとアンサンブルの力を身につけてください。音楽を学ぶことを通して、「響きあう心と命」を精一杯に生きて欲しいと思います。他者に感動を与えることのできる音楽の専門人をめざして、充実した学生生活を送ってください。

入学おめでとう。」


続けて、理事長のことばをいただく。



式典終了後、第二部、音楽入学式が始まる。

まずは、ファンファーレ隊から。




続いて、オケ演奏による「魔笛」からのアレンジで音楽入学式は進行する。





音楽入学式の総合司会は声楽の松下雅人准教授。


曲の合間合間に、教員紹介が続く。






オーケストラ指揮は、弦楽の後藤龍伸教授。





音楽入学式終了後、写真撮影。


16時から臨時運営委員会。

16時15分から教授会。17時30分、終了。


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